開発優先を改めよう
港区長選 千葉候補が第一声

第一声で訴える千葉一成候補と宮本徹衆院議員=5日、東京都港区

第一声で訴える千葉一成候補と宮本徹衆院議員=5日、東京都港区

5日告示された東京都港区長選(12日投票)で、「港民主区政をつくる会」の千葉一成候補(62)=無所属新、日本共産党推薦=が第一声をあげ、戦争法を廃止し、区民の暮らしを守る区政の実現をと訴えました。共産党の宮本徹衆院議員が応援に駆けつけました。

千葉氏は、現区政が114の区施設を民間委託したうえ、株式会社による保育園の運営を進めたことで、園庭のない保育園が71%に増えたと指摘。区民サービスの低下を招き、区が自治体本来の役割を果たしていないと批判しました。

大型開発優先を改め▽園庭のある区立保育園増設など、住民福祉の向上に区が直接責任を持つ▽騒音を拡大する羽田空港の新航路案の撤回▽戦争法と消費税増税に反対する―などを主張。「区民の声を聞き、庶民が住み続けられるまちをつくります」と決意を語りました。

区長選は、千葉氏のほか、現職の武井雅昭氏(63)=自民、公明、民新推薦=と、組合代表で新人の梅原義彦氏(64)の3人のたたかいです。

(「しんぶん赤旗」2016年6月7日付より)

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