12日告示(19日投票)された東京都狛江市長選で「小さな声を聞く狛江」の平井里美候補(54)=無所属新、日本共産党、社民党推薦=が第一声をあげました。安保法制(戦争法)反対を表明し「平和なまちを狛江から発信し、誰もが大切にされる市政にしよう」と訴えました。
平井氏、現市政の市民に対する、強権的な徴税や、認可保育園の増設を望む母親らの声に耳を傾けない姿勢を批判。「自治体の仕事は、住民の暮らしを応援すること。一人ひとりの小さな声を聞き、市民の立場に立つ市長が必要です」と述べ、▽生活困窮者への強権的な税金の取り立て中止▽認可保育所の増設▽図書館、公務員の拡充―などの公約を訴えました。
矢野裕前狛江市長が応援に駆けつけ、「平井さんを市長に押し上げ、戦争法の廃止、福祉の充実で、市民が主人公のまちにしていこう」と話しました。友人や子育て中の母親、国際ジャーナリストの伊藤千尋氏らも平井氏への支持を呼びかけました。
市長選は平井氏と、現職の高橋都彦氏(64)=自民、公明、民進、生活者ネット推進=との一騎打ちです。
(「しんぶん赤旗」2016年6月14日付より)