10代と政治との距離
「ドトールの紙袋をもって、議員会館の方へ向かう吉良さんの姿は、(中略)普通の会社にいる有権者の声を届けてくれそうだと頼もしく感じられた」ーと語ってくれたのは、ハフィントンポストというネット新聞の取材に来てくれた女子学生です。
18歳選挙権を前に、子育て、夫婦別姓、LGBTなど、学生目線で政治について聞きにきてくれた彼女。実は、取材の終日後に駅でばったり再開。その時のことも含め、記事を書いてくれたのです。
なにより、「国会議員も地下鉄乗るんだ」と驚いたそうですし、私が就活で苦労した話、保育園にバスで送り迎えしている話に親しみを覚え、そういう経験が政治活動につながっていることに納得したと言います。
いま、10代の若者は「政治がわからない」と、政治との距離を感じているとも言われますが、こうして実際に会って話をすればその距離は縮められる。いよいよ始まった参院選。18歳選挙権が初めて行使されるこの選挙で、政治と若い有権者との距離を縮められたらうれしいです。
(「しんぶん赤旗」2016年6月25日付より)