新しい東京をつくろう 都知事選告示

鳥越候補が第一声 4野党推薦

舛添要一前知事の「政治とカネ」疑惑による辞職に伴う東京都知事選(31日投票)が14日、告示されました。ジャーナリストの鳥越(とりごえ)俊太郎候補(76)=日本共産党、民進党、社民党、生活の党推薦=が野党統一候補として新宿駅東南口で第一声を上げました。鳥越氏は「住んでよし、働いてよし、環境よしの東京、“困った”を希望に変える新しい東京を、みんなでつくっていこう」と呼びかけました。


(写真)都知事選の第一声をあげる鳥越俊太郎候補(中央)=14日、東京・新宿駅東南口

(写真)都知事選の第一声をあげる鳥越俊太郎候補(中央)=14日、東京・新宿駅東南口

都知事選には鳥越候補のほか、増田寛也元総務相(64)=自民、公明、こころ推薦=、小池百合子元防衛相(64)らが立候補。2代続けて「政治とカネ」疑惑で辞職した知事を支援した安倍自公政権いいなりの都政の継続か、野党と市民の共同の力で清潔な都民本位の鳥越都政の実現か―を軸に展開します。

鳥越氏の第一声会場には、「みんなに都政を取り戻す。」のポスターを掲げたたくさんの市民が集まりました。

鳥越氏は舛添前知事の「政治とカネ」疑惑にふれ、「税金は一人ひとりの汗と努力の結晶。どれだけ正しく受け止めて使うかという問題が、今回の選挙の大前提だ」と述べました。

都政に臨む基本姿勢として「住んでよし、働いてよし、環境によし、の三つのよしの東京都を実現したい」と強調。その中で、「東京都にも困窮、差別の中にある方がいる。東京は、ちゃんと行政が手を加えていけば全国で一番住みやすい街だと思う。東京を住んでよしという街にしたい」と訴えました。

「安倍政権のもとで格差が生まれている。非正規の人たちが増え、収入が下がっている。働いてよしと思える東京都を」と述べ、望む人が正社員になれる格差のない社会をつくる決意を話しました。

日本共産党の笠井亮衆院議員、民進党の松原仁都連会長・衆院議員、社民党の羽田圭二都連合代表、生活の党の川島智太郎元衆院議員、生活者ネットの西崎光子都議が紹介され、鳥越候補とともに手を取り合って声援に応えました。

大学院生の奥田愛基さんが応援に駆け付け「鳥越さんはみんなの声を聞いて都政をやってくれると思う」と期待を語りました。

 

(「しんぶん赤旗」2016年7月15日付より)

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