東京都知事選(31日投票)で、野党統一候補の鳥越俊太郎氏=日本共産党、民進党、社民党、生活の党推薦=は15日、豊島区の池袋駅東口で街頭演説し、「私たちの手に都政を取り戻そう」と訴えました。
鳥越氏は、舛添要一前知事の税金私物化問題にふれ、「私は納税者の痛みを感じながら都政を運営したい。石原(慎太郎)さん、猪瀬(直樹)さん、舛添さんと続いた都政に区切りを付けよう」と力を込めました。
深刻となっている特別養護老人ホーム不足の問題にふれ、介護専門職の給与が全産業と比べ月額10万円も低く、そのために離職率が20%にもなると指摘。「今すぐに手を打たなければならない」と述べました。
鳥越氏が「これは私の選挙ではなくて、みなさん一人ひとりの選挙なんです。みなさんがその気になれば、その手に東京都が戻ってきます」と訴えると、駅頭を埋めた聴衆から大きな拍手と「鳥越」コールが湧き起こりました。
日本共産党の米倉春奈都議、民進党、社民党、生活者ネットの各豊島区議が鳥越氏への支持を訴えました。
女性(77)=同区=は、「税金はちゃんと都民のために使ってほしい。特養ホームの待機者の解消は切実で、力を入れてほしい」と語りました。
(「しんぶん赤旗」2016年7月16日付より)