大企業より福祉と生活
鳥越候補訴え “困っている人に予算を”

都知事選

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(写真)訴える鳥越都知事候補
=21日、東京・中野駅前

東京都知事選(31日投開票)で、野党統一候補の鳥越俊太郎氏は21日、東京・JR中野駅北口で街頭演説し、税金の使い方を福祉・暮らし優先に切り替えて、経済を立て直すビジョンを示しました。

鳥越氏は演説で、アベノミクスについて「物をどんどん売って、(大企業が)もうかればそれで日本の国は成り立っていくという幻想を振りまいているだけだ」と批判。大企業をもうけさせるための公共事業優先の税金の使い方から発想を変えて「一番、いま困っている人、保育園を必要としている人、介護のベッドを必要としている人などにお金が回ることで、経済が回っていく、新しい形の経済と仕組みを考えなければならない」と訴えました。

この日、江戸川区の特別養護老人ホームを視察して駆けつけた鳥越氏は、介護専門職の給与が全産業と比べ10万円も低いことを指摘。高齢者や介護士が「敬意を払われて生きていけるような社会を目指さなければいけない」と強調しました。

日本共産党の田村智子副委員長と、民進党の長妻昭代表代行が応援演説に立ちました。

(「しんぶん赤旗」2016年7月22日付より)


《「しんぶん赤旗」本日付/都知事選記事》

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