新宿・台東・渋谷
3候補が第一声
東京都議会議員補欠選挙が4選挙区(新宿、大田、渋谷、台東、いずれも被選挙数1)で22日告示(31日投票)され、日本共産党の藤原たけき(45)=新宿区=、小柳しげる(44)=台東区=、おりかさ裕治(58)=渋谷区=(いずれも新)の3候補が第一声を上げました。
各候補は、百条委員会設置による舛添要一前都知事の「政治とカネ」問題の徹底追及、認可保育園や特別養護老人ホームの増設、保育士・介護士の待遇改善などを公約に掲げ、憲法を生かした都民の命とくらし優先の都政の実現を訴えました。日本共産党と3候補は、同日投票の都知事選で4野党統一候補の鳥越俊太郎氏の勝利をめざします。
新宿区は藤原氏と、自民党、民進党、無所属候補の四人が立候補。台東区は、小柳氏と自民党候補の一騎打ち。渋谷区は、おりかさ氏と自民党、民進党候補の三人のたたかいです。
大田は民進のもり候補応援
3人が立候補した大田区で、日本共産党は、自民党候補を打ち破るため、民進党の、もり愛候補(39)=新を応援します。
小柳候補を民進総支部長が応援
【台東区】ともに自公暴走止める
宮本徹議員応援
東京都議補選(31日投票)告示日の22日夕、台東区で日本共産党の小柳しげる候補(43)=新=が行った街頭演説で、民進党の松尾明弘東京都2区総支部長が応援マイクを握り、聴衆から大きな拍手を受けました。
松尾氏は、憲法改定を狙い、暮らしの面では国民に負担を強いる自公政権の政治を批判し「どうしても歯止めをかけなければいけない。第一歩として東京都政からも反対の意思表示をしていきましょう」と訴えました。
知事選と同時実施の都議補選で台東区と大田区で共闘が実現したことについて「自公勢力を止めるうえでも非常に重要な選挙になる」と強調。台東区で、小柳候補の当選のために全力をあげる決意を表名しました。
小柳候補は、民進党の英断に謝意を述べ「都政を都民の暮らし本位の政治に転換させなければなりません」と力強く語りました。
都知事選で鳥越俊太郎野党統一候補が実現したことに触れて「都民の声に耳を傾ける新しい都知事を迎え入れましょう」と述べ、知事選勝利に向けて力をあわせようと訴えました。
演説を聞いた男性(19)は「民進党が台東区の都議選挙で共産党候補の応援に立つのは本当に大きな意味がある。野党共闘にますます希望が広がった」と話しました。
日本共産党の宮本徹衆院議員が応援演説しました。
(「しんぶん赤旗」2016年7月23日付より)