東京都知事選あす投票 市民と野党が終日奮闘
有力3候補による大激戦・大接戦のまま、31日投票日を迎える東京都知事選で、野党統一の鳥越俊太郎候補は29日、小金井市の武蔵小金井駅前や渋谷駅前などで「私たちの手に都政を取り戻そう」と力強く訴えました。この日、鳥越候補の勝利で「女性によし」の都政を実現しようと、野党各党国会議員や文化人ら女性31人が、新宿駅東口や渋谷駅ハチ公口などで“鳥越知事″実現を熱く訴え。市民ボランティアや野党各党の支部・後援会が都内各地で、対話・支持拡大、宣伝に全力を挙げました。
さながら女性デーとなった渋谷駅前では、女性ばかり23人の名前が書かれた垂れ幕を掲げた宣伝カーの上から女性たちが党派を超えてマイクを握りました。弁士や聴衆が「女性によし」のプラカードを掲げてアピール。ビラが次々に受け取られ、演説に「そうだ」の声援が上がりました。
日本共産党の田村智子参院議員・副委員長が「公共事業のムダを削って暮らしに使うと言えるかどうかが問われている。ハコモノや道路より人に投資を。こういう知事を鳥越さんで」と訴えました。
元国立市長の上原公子さんは「女性の社会参加を応援したいけど、女性なら誰でもいいわけではない。『戦争を想定した国家総動員体制を』などと言う小池百合子さんだけは知事にしたくない。何としても鳥越さんを知事に」と力を込めました。
作家の澤地久枝さんは「憲法を守ると言っているのは鳥越さんだけ。鳥越さんに勝ってもらわないといけない」と語りました。
「鳥越さんを知事にして、東京を脱原発のリーダーに」と呼びかけたのは、首都圏反原発連合のミサオ・レッドウルフさん。作家の雨宮処凛(あまみや かりん)さんは「みんなで聞く力を持つ知事を誕生させて、みんなで支えよう」と呼びかけました。
渋谷駅前で女性たちとともに演説した鳥越候補は「本当に待機児童ゼロを実現できる候補は誰かを見極めてほしい。大切なのは保育士の待遇を改善することだ」と訴えました。
新宿駅東口では、日本共産党の小池晃書記局長が女性たちとともに演説し「保育士の処遇改善を言っているのは鳥越さんだけ。女性の願いも男性の願いも鳥越さんにお寄せください」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2016年7月30日付より)
◆ 都知事選特集記事はこちら(「しんぶん赤旗」ホームページへ)
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