小池都知事任命の野田特別秘書:都議時代に帝国憲法復活に賛成

東京都の小池百合子知事は2日、特別秘書に元都議の野田数(かずさ)氏(42)を任命しました。特別秘書は知事が任命し、議会の同意は不要。専用の公用車がつきますが、都は特別秘書の給料額は「個人情報だ」として公開していません。

野田氏は2009年に自民党で都議に当選しましたが、12年に離党し、橋下徹大阪市長(当時)と連携する「東京維新の会」を結成。12月の総選挙に「日本維新の会」(当時)から立候補し落選しました。

12年9月都議会で同氏は、「我々臣民としては、国民主権という傲慢(ごうまん)な思想を直ちに放棄」して、現行の日本国憲法を無効とし大日本帝国憲法の復活を求める時代錯誤の請願に紹介議員となり、賛成しました。(日本共産党、自民党、公明党、民主党などの反対で不採択)

また、9月議会一般質問で「日本政府や軍が『従軍慰安婦』なるものを、暴行・脅迫・拉致を行い強制連行した事実はない」、「正しい知識と正しい歴史観を東京都の子どもたちに教えるべきだ」と主張しました。

(「しんぶん赤旗」2016年8月3日付より)

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