駅ホームドア 早く
共産党都議団が知事に転落防止策要請

日本共産党東京都議団(吉田信夫団長、17人)は29日、東京メトロ銀座線青山一丁目駅ホームで発生した転落死亡事故(15日)を受けて、再発防止とホームドアの設置促進を求めて、小池百合子都知事あてに申し入れました。

要望は、事故の詳細や原因などの聞き取りを早急に行い、視覚障害者団体などからも緊急に聞き取りを行って、すべての駅の危険箇所の実態を把握し、駅員や利用者に周知・徹底すること▽危険な柱にラバーを巻いたり、駅情報の点字パンフレットの配布や、ホームの内側を示す内方線付きJIS規格の点状ブロックの全駅への敷設を進めること▽国と連携して、ホームドアや可動式ホーム柵の具体的な整備目標と計画を定めて、設置促進を図ること▽都営地下鉄の岩本町駅と東大島駅の可動式ホーム柵の設置を前倒しで実施することなどです。

申し入れで、白石たみお都議は、日本盲人会連合が実施したアンケートで、視覚障害者の約4割が駅ホームから転落した経験がある一方で、ホームドアや可動式ホーム柵の設置状況が、都内706駅のうち32%にとどまっていると指摘。「視覚障害者にとって、駅ホームは『欄干のない橋』と言われるほど危険な場所です」と述べ、対策を急ぐよう求めました。

応対した東京都都市整備局の担当者は「大事なことだと認識しています。局を通じて(知事に)伝えます」と答えました。

(「しんぶん赤旗」2016年8月30日付より)

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