東京都武蔵野市・三鷹市で4日、「平和がいいね!PEACEパレード」が開かれ、井の頭公園に集まった市民らが「戦争反対!平和がいいね!」とコールしながら、色鮮やかな風船を掲げて市内を元気いっぱいに行進しました。
ピースパレードは、両市の7つの市民団体が実行委員会をつくって呼びかけたもので、今回が5回目です。
パレードに先立ち、実行委員会の高橋茂代表は「安保関連法が通っても、市民と野党の共同の運動はずっと続いています。私たちは、この吉祥寺で『戦争はやめよう』という意見を表明し続けよう」と呼びかけました。
日本共産党の宮本徹衆院議員と民進党の菅直人元首相・衆院議員があいさつ。宮本氏は「軍事費が膨らむ一方で、介護制度の大改悪を行うような国づくりを進めるわけにはいかない。野党共闘を強めて、憲法を守る新しい政治をおこすために頑張ります」と語りました。
菅氏は「政治に携わる私たちも、皆さんの声を大事にしながら頑張ります」と述べました。
パレード後には、吉祥寺駅前で「戦争法をなくしたい!オール市民の会」とリレートークを行いました。
武蔵野市で50年間八百屋をしてきた男性は「父が戦死し、母は1人で苦労しながら、私と兄弟を育ててくれました。子どもや孫たちに絶対に戦争をさせてはいけません。商売繁盛も平和でこそ成り立ちます」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2016年9月6日付より)