豊洲新市場予定地調査
大量のたまり水〝地下水の可能性〟
日本共産党都議団(吉田信夫団長、17人)は14日夜、都が整備中の豊洲新市場(江東区)の青果棟の地下空間(深さ約4.5メートル)を調査した後、都庁で記者団に報告しました。
都議16人が青果棟施設と、地下空間にたまった水の深さ、水質などを調査しました。青果棟の空間部分の地下は、他の市場施設と違って通路部分を除き、底面に厚さ約10センチメートルの捨てコン(鉄筋のない薄くてもろいコンクリート)施工すらしておらず、砕石層のままでした。
会見で尾崎あや子都議は「メジャーで測ったら、砕石層の水の深さは最大20センチくらいあった」と報告しました。
案内した都職員が「防水施工をしていないので、雨水がもれてきたのではないか」と説明したことについて、曽根はじめ都議は「地下にたまった水の量は2000トン程度あると思う。雨水が漏れてきただけで、あれだけたまることは考えられない」とし、地下水が大量に湧きでている可能性を指摘しました。
(「しんぶん赤旗」2016年9月16日付より)