都の体質追及に全力
共産党が全都いっせい宣伝
東京都の日本共産党は4日、全都いっせい宣伝に取り組みました。次期総選挙や都議選の候補者、地方議員や党員、後援会員らがマイクを握り、豊島、品川、板橋、千代田各区、東久留米、清瀬両市などで、豊洲新市場問題などの都政問題や戦争法などの国政問題で共産党の政策を訴えました。
築地市場のある中央区では、細野真理衆院東京2区候補が、早朝の勝鬨(かちどき)橋前などで加藤博司区議らと「築地市場移転中止をふくめ抜本的に見直しを」と書いたプラスターを掲げて街頭宣伝しました。
細野氏は、豊洲新市場の移転問題について、盛り土など土壌汚染対策を怠った上に、虚偽の報告をして都民をあざむいた都の姿勢を厳しく批判しました。
築地市場から豊洲へ新市場への11月移転を直前で阻止した背景には「都議会で一貫して汚染対策の問題点や大手ゼネコンとの癒着の問題などを指摘してきた共産党の奮闘と、都民の声と運動があった」と強調。「共産党は都民とともに、食の安心・安全をないがしろにする都の腐敗した体質を徹底追及し、都民の暮らし第一の都政づくりに全力を挙げます」と決意表明しました。
加藤区議も「業者の声を聞き、計画見直しを含めた抜本的な再検討が必要です」と訴えました。各氏の訴えに「頑張れ」の声をかける市民の姿が多くみられました。
(「しんぶん赤旗」2016年10月5日付より)