衆院東京10区補欠選挙(11日告示、23日投開票)で、野党統一候補に決まった鈴木庸介氏(40)=民進党公認=は7日、豊島区のJR駒込駅前で宣伝し「お年寄りも子どもも、誰しもが安心して暮らせ、居場所のある社会をめざしたい」と訴えました。
鈴木氏は、弱肉強食の社会をつくってきた自民党政治を指摘し、「格差と貧困の是正と社会のゆがみを正すためには、政治の力が必要」と強調。大学時代に自ら学んだ財政や観光政策を駆使して、個人消費の引き上げや地域経済の再生のために全力をつくしたいと決意を述べました。
鈴木氏の訴えに、自転車を止めてビラを受け取る人や「頑張って」と声をかける人の姿も見られました。
一騎打ちの様相
野党 市民と共闘 鈴木氏
自公 共闘を警戒 若狭氏
小池百合子東京都知事の議員辞職に伴う衆院東京10区補選(11日告示、23日投開票)は、野党統一候補の鈴木庸介氏(40)=民進党公認・新=と、自民、公明推薦の若狭勝衆院議員(59)との一騎打ちの様相です。
鈴木氏は、日本共産党、社民党、生活の党、生活者ネットの各政党と、市民団体「TeNネットワーク2016」の支援を受け、定数1での議席獲得に挑みます。
一方、自民党は、市民と野党の共闘の動きを警戒し、二階俊博幹事長が小池知事に支援を要請するなど議席確保に全力をあげています。
(「しんぶん赤旗」2016年10月8日付より)