【党都議団】
大山幹事長が談話
日本共産党東京都議団の大山とも子幹事長は13日、第3回都議会定例会の閉会にあたって談話を出し、豊洲新市場(江東区)問題の真相究明のために今後も全力を尽くす決意を表明しました。
談話は、党都議団が新市場の主要な建物下に盛り土が行われていないことをいち早く明らかにし、都民と都議会を欺いてきた都の重大な責任を厳しく追及し、真相を明らかにするよう求めてきたと強調。都が事実をねじ曲げた報告と答弁で切り抜けようとしたことを批判し、「わが党はこうした都の隠ぺい体質を改めさせ、事実を究明するために、今後とも全力を尽くす」としています。
党都議団が追及してきた地下水管理システムをめぐる問題や新市場整備をめぐる談合疑惑などにかかわり、小池百合子知事が「(地下水管理システムについて)必要があれば調べる」「(建設費の高騰について)都民に開かれた場で、なぜこのような額になったのか、その理由を明らかにしていく」「より透明性のある入札制度の構築に向けて議論を行っていく」と答えたことは重要だと指摘。豊洲移転中止に向けた本格的検討を行い、築地市場(中央区)の補修等を行うことが必要だと強調しています。
石原慎太郎元知事や中央卸売市場当局が真実を明らかにしようとせず、都合の悪いことは隠し続けている中、真相究明に全力を尽くすために強力な調査権を持つ百条委員会の設置を党都議団が提案したのに対し、自民、公明などが反対して否定したことにふれ、「都民の声に背を向けて趣旨説明さえ封殺し、百条委員会設置に反対した会派と議員は厳しい批判を免れません」と指摘しています。
(「しんぶん赤旗」2016年10月15日付より)
日本共産党都議団が発表した「【談話】2016年第3回定例都議会を終えて」はこちら。