〝市民と野党が共闘し新潟は勝利 次は東京〟

17日の集会 笠井議員のあいさつ

衆院東京10区補選で野党統一候補・鈴木ようすけ氏を支援する市民団体「TeNネットワーク2016(TeN16)」が17日に開いた集会では、日本共産党の笠井亮衆院議員があいさつして、新潟県知事選の教訓と補選での市民と野党の共闘の意義について訴えました。
あいさつの要旨を紹介します。

笠井亮衆院議員=17日、東京都練馬区(「しんぶん赤旗」提供)

笠井亮衆院議員=17日、東京都練馬区
(「しんぶん赤旗」提供)

新潟日報の今日の朝刊の見出しは「新潟ショック 政権激震」です。新潟県知事選では、県民がすばらしい結果を示しました。
新潟に応戦に駆けつけ、感じたことが二つあります。とにかく安倍政治に対する県民の怒りがすごい。(当選した)米山隆一さんは、市民と野党の共闘で「原発再稼働許さない」「TPPから新潟の米と農業を守ろう」と旗印を鮮明にしました。
もう一つは、市民と野党が本気で共闘したら、必ず勝てるということです。日本共産党、自由党、社民党が推薦した統一候補ですが、たたかうなかで民進党の国会議員も(応援に)行き、最終盤は蓮舫代表も来て「米山さん勝利を」と、みんなで声をあげました。
今度は東京10区と福岡6区の補選の番です。(東京10区は鈴木候補と)TeN16が結んだ10項目の政策協定があります。旗印を明確に立てられた。野党と市民で本気になって共闘を成功させていけば「10区ショック」をおこすことができるのではないでしょうか。
鈴木さんは選挙戦で「開発より人優先」と話しています。安倍政権は事業規模で28兆円という補正予算を通しました。大型開発、リニア新幹線をもっと早くつくろうということで財政投融資を3兆円もつぎこむのは許せません。一方で、社会保障はカットです。(臨時国会で)「年金カット法案」が緊迫しています。鈴木さんの勝利で「年金カット法案」にストップをかけようではありませんか。
安倍政権は南スーダンで、安保法制のもとで11月にも(自衛隊に)新しい危険な任務(駆け付け警護)をつけるかどうかを判断しようとしています。市民と野党の共闘を前進させて、鈴木さんの勝利でストップさせようではありませんか。
安倍政権の暴走政治に国民的審判を下す選挙です。大義は、市民と野党にあります。心一つに、鈴木さんを当選させるために頑張りましょう。

(「しんぶん赤旗」2016年10月19日付より)

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