衆院東京10区補選で23日夜、開票結果を受けて豊島区内の事務所で記者会見にのぞんだ野党統一候補の鈴木庸介氏は選挙戦を支えた多くの市民、団体、政党、労働組合への謝意を表し、「民進党だけではこんなたたかいはできなかった」と述べました。
また、鈴木氏と安保法制(戦争法)の廃止など10項目の政策協定を結び、勝利めざして奮闘した市民団体、TeNネットワーク2016の吉田雅明共同代表は24日、「首相や都知事、区長をも抱え込んだ候補を相手に、最大限の努力をしてきました。これからはさらに多くの市民を巻き込んだ運動が必要になっていると思っています」と話しました。
鈴木氏応援の宣伝に度々参加した日本共産党の岸良信豊島地区委員長も同日、「野党共闘の実現に向けて市民のみなさんが粘り強い努力を重ねて鈴木氏と政策協定を結んだ意義は大きかった。今後も現場で共同の取り組みを積み重ねることで市民と野党の共闘をさらに発展させていきたい」と語りました。
(「しんぶん赤旗」2016年10月25日付より)