パパママ・保育士ら集会 東京・日比谷
「認可保育所の増設を」「処遇改善で保育士増やそう」と、労働組合や保育団体などでつくる「よりよい保育を!実行委員会」は3日、東京・日比谷野外音楽堂で集会を開きました。全国から、父母や保育士など3500人が参加。集会後、都内をパレードしました。
会場は、テーマカラーの黄色を身に着けた参加者でいっぱい。トラのお面をかぶり阪神のユニホームを着た参加者の願いは「公立保育園守りタイガース」。もみじやレモン形のうちわ、孫悟空の仮装など多彩なグッズで要求を元気にアピールしました。
ステージから保護者や保育士らが発言。「すべての親が安心して働き、すべての子どもたちが健やかに過ごせる数の保育園を整備してほしい」(東京・保護者)、「子どもを犠牲にする保育の規制緩和は駄目」(赤ちゃんの急死を考える会)、「大好きな仕事だけど将来にわたって続けられるか不安。安心して暮らせる給料に」(埼玉・保育士)などと訴えました。
集会冒頭で全国保育団体連絡会の実方伸子副会長が基調報告。規制緩和ではなく、認可保育所の整備で待機児童を解消することをはじめ、職員配置基準の改善、賃金の引き上げなど保育者の専門性が発揮できる労働条件が必要だと訴えました。
保育の拡充を求める署名を広げて、国や自治体に待機児や保育士不足などの改善を求める集会アピールを採択しました。
(「しんぶん赤旗」2016年11月4日付より)