日本共産党の山添拓参院議員と小竹ひろ子東京都議は18日、国会内で、福島原発事故で都内に「自主避難」をしている人たちと懇談し、生活の現状や要望を聞きました。
これは、国と福島県が原発事故による避難区域外からの避難者への応急仮設住宅(「みなし仮設」を含む)の無償提供を来年3月で打ち切ろうとしていることを受けて行ったもの。出席した避難者からは支援の継続を求める声が相次ぎました。
懇談には、大田区で避難者と懇談した佐藤伸、藤田りょうこ両都議候補、青山コウヘイ衆院東京4区候補、金子悦子大田区議も出席しました。
避難者からは「子どもの健康を考えたら福島に戻れない」「現在住んでいる地域は地価が高く、福島に暮らす夫と二重生活のなか、家賃を払って生活していくことは困難」「住宅支援打ち切りは私たちに『被ばくか貧困か』を迫ること。とても受け入れられない」「すべての出発点は原発事故。国はどう思っているのか」などの意見や要望が出されました。
山添氏は「今後も支援が継続できるよう、引き続き国会議員団で取り組んでいきたい」と述べ、小竹氏は「都に対して支援継続を強く求めていく」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2016年11月27日付より)