日本共産党の笠井亮衆院議員(東京比例候補)は23日、東京・池袋駅西口で街頭演説し、過去最高の軍事費を盛り込んだ安倍政権の来年度予算案を厳しく批判し、力を合わせて暮らしと福祉優先の政治に切り替えようと訴えました。
笠井氏は、97兆4500億円の来年度予算案について、沖縄で墜落した欠陥機オスプレイの購入費391億円や不要不急のリニア中央新幹線の建設支援のための財政投融資1.5兆円などが入っているなど「戦争する国づくり」のため、大企業を優遇するための予算案だと指摘。「米国製の高額兵器を購入して、軍事費は過去最高です。一方で、社会保障費は自然増分を1400億円も削減するなど格差と貧困が広がる国民のくらしにはとても冷たい」と批判しました。
笠井氏が「みなさん、『大砲よりもバターに』です。政治の姿勢を私たちの力で抜本的に変えようではありませんか」と呼びかけると、聴衆から「そうだ!」の声が上がりました。
岸良信衆院東京10区候補と米倉春奈都議もマイクを握りました。
岸候補は「本気の野党共闘を実現して、次期総選挙で勝利するために、全力でがんばります」と訴え、米倉都議は「共産党が都議会で追求してきた豊洲市場問題が動いています。引き続き食の安全を守れと追求していきます」と話しました。
拍手と声援を送っていた2人組の女性は「年金カットはおかしい」「野党共闘を応援します」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2016年12月24日付より)