衆院東京5区(目黒区全域と世田谷区東南部)、6区(世田谷区中西部)で、野党統一候補の実現・勝利を目指す「市民連合 めぐろ・せたがや」は8日、世田谷区内で集会を開き、野党の国会議員、候補者らとの活発な議論が行われました。
集会には約80人が参加。日本共産党からは宮本栄(5区)、岸たけし(6区)の両衆院候補が出席。民進党は手塚仁雄元衆院議員(5区)と落合貴之衆院議員(6区)、社民党は羽田圭二・世田谷区議が出席しました。
「市民連合 めぐろ・せたがや」共同代表の鈴木国夫さんがあいさつし、「安保関連法廃止・集団的自衛権行使容認の閣議決定撤回」や「憲法9条改正反対」など9項目の政策協定案を各野党に示したことなど、去年の活動を報告。総選挙に向けて、政策の中身や、野党・候補者との結びつきを深めるために議論を重ねていくことを提起しました。
日本共産党の岸氏は、参院選や新潟県知事選での共闘の成果にふれ、「本気で共闘すれば勝てることが証明された。この流れを、今度は目黒と世田谷から発信していく1年にしたい」と表明。宮本氏は「1年前に知り合いではなかった皆さんと一緒に新年を迎え、安倍政権を倒す展望を共有してたたかえることにワクワクしている」と話しました。
「自由討論」で参加者が次つぎと手をあげて発言。「安倍政権の暴走政治はますます悪くなっている。絶対に止めよう」などと語られました。世論調査で自民党の支持率が高いことに危機感を示す人も。早期の統一候補実現を求める声もあがりました。
民進・手塚氏は「自民党に投票しているのは有権者の2割です」と述べ、この間の選挙結果を紹介。野党がまとまれば勝利の展望が開かれることを指摘しました。
(「しんぶん赤旗」2017年1月10日付より)