東京都西東京市長選が5日投開票され、「西東京市民のくらしをよくする会」の杉山昭吉氏(67)=日本共産党、自由党推薦=は1万9698票(得票率37・04%)を獲得し、健闘しましたが、及びませんでした。当選は現職の丸山浩一氏(69)=自民党、公明党推薦=。
杉山氏は、現市長が強行する市庁舎の統合や公共施設の3館合築計画、市民に負担増を強いる行革プランを抜本的に見直し、市民の負担軽減、認可保育園の増設などを訴えました。
開票結果は次の通りです。
当 丸山 浩一69無現 33486
杉山 昭吉67無新 19698
(投票率32・90%)
結果を受けて、日本共産党北多摩東部地区委員会は同日、健闘したものの及ばなかった「西東京市民のくらしをよくする会」の杉山昭吉氏の公約実現に全力を尽くすとの声明を発表しました。
市長選は、自民、公明が推薦する現職の丸山浩一氏と、日本共産党、自由党、森てるお無所属市議を推薦する杉山氏の一騎打ちになりました。杉山氏は1万9698票(得票率37・04%)を獲得しましたが、及びませんでした。
選挙戦で、杉山氏は市政の大問題として、現市長が強行する市庁舎統合、公共施設の3館合築を批判し、抜本的な見直しを提案。丸山氏は問題にほとんど触れず争点を隠そうとしました。
声明で、日本共産党は、今回の選挙で市民と野党の共闘を重視してたたかい、市民本位の市政へと転換する第一歩を築く大事な財産を得たと強調。杉山氏の掲げた公約実現に全力を尽くす決意を述べました。
(「しんぶん赤旗」2017年2月7日付より)