「格差なくせ」都政でも
区議会議員として2期6年、以前は中野共立病院で8年間、リハビリの作業療法士として医療・介護の現場で働いていました。「お金のあるなしで人の命や健康に格差が生じている社会を政治の責任で変えなくてはいけない」。これが私の原点です。
この6年間で寄せられた生活相談は630件。医療や介護に関することはもちろん、雇用、税金、相続、住環境に関すること等、どれも切実な問題ばかりです。特別養護老人ホームの増設を粘り強く要求し、一定の前進を勝ち取ることができました。また、障害者の足となるタクシー券についてもガソリン券との選択制導入も議会で繰り返し取り上げ、ようやく実現に至りました。住民の皆さんの運動と議会での論戦の成果です。
紆余(うよ)曲折はあっても、必ず政治は変えられる。都民のくらしと命を守り、都民に開かれた都政・都議会へ。定数削減で今までにない激戦になりますが、「あなたと一緒に都政を変える」をスローガンに、勇退する植木こうじ都議の大事な議席を必ず引き継ぐ決意です。
浦野さとみ(うらの・智美) 千葉医療福祉専門学校・作業療法学科卒業。2011年に中野区議に当選、現在2期目。区議会厚生委員会委員長、都市計画審議委員。36歳
(「しんぶん赤旗」2017年2月10日付より)