守れる命の数 増やそう
5年前、生後5日目のわが子が、発熱で病院に緊急搬送されたことがありました。最初の病院では処置しきれず、救急車で別の病院へ。懸命の処置で一命は取り留めました。わが子を守りたいと思っていても、制度や社会の壁がある-子どもを通して見えてくる課題がそこにはいくつもありました。
多摩地域で貴重な町田市民病院の周産期医療では、小児科医が慢性的に不足しており、本来の役割が果たせずにいました。私は市議会で何度も質問し、清水ひで子都議(八王子市)にも都議会の予算委員会で質問してもらいました。
2016年度から都からの2人の医師派遣もあり、3人の小児科医が3倍の9人に増えました。新生児集中治療室(NICU)の稼働率も4割台から9割台へ前進しました。政治が動くことで、守れる命の数が増えたのです。
この経験から、「町田に共産党の都議がいれば」という思いを強くしました。町田市は、定数が3から4に増えました。市民とともに希望のもてる都政に変える-町田で共産党の都議初議席を実現するために奮闘します。
池川友一(いけがわ・ゆういち) 和光大学卒。2010年に町田市議に史上最年少で当選、現在2期目、党市議団副団長。市議会健康福祉委員長、議会運営委員、災害対策委員、町田市都市計画審議会委員。31歳
(「しんぶん赤旗」2017年2月18日付より)