暮らしの優先の願いは切実
区内を駆け巡る日々の中で、多くの方から生活の厳しさを訴えられます。2人の障害児を育てているシングルマザーは「期限付き入居の都営住宅を1ヶ月後に出なくてはならない」と涙を流しました。
暖房費節約のために重ね着で寒さをしのぐ年配の方は何人もいました。暮らしに温かい政治への願いは切実です。
今、都政では、都民と共同で頑張る日本共産党の提案がまともに検討、実施される貴重な変化が生まれています。保育・介護など福祉施設増設のための都有地活用、都立・私立の高校生の学費負担軽減などの政策が前進し、正規雇用の拡大や伝統工芸産業への支援などに道を開くことができました。
石原都政以来、大型開発優先だった都政のゆがみの象徴が豊洲新市場問題です。この16年間、「土壌汚染が著しい豊洲新市場予定地は生鮮食品を扱う中央卸売場として適地ではない」と主張し、粘り強く調査と追求をしてきた日本共産党都議団に信頼が寄せられています。私は、皆さんの信頼と期待にこたえ、大事な議席を守り抜く決意です。
こうの・百合恵 都立江戸川高校卒業。新日本婦人の会江戸川支部事務局を務め、1987年から江戸川区議を4期14年務める。2001年に都議当選、現在3期目。都議会環境・建設委員。67歳
(「しんぶん赤旗」2017年2月25日付より)