「豊洲」追求の経験つなぐ
「ついに、ここまで来た」―。都議会第一回定例会の開催日。百条委員会の設置に、全員が賛成の起立をした瞬間、何とも言えない思いがこみ上げました。
2人の知事の疑惑を追及して辞任に追い込み、豊洲問題の闇を暴き出し、百条委員会の設置を訴え続けてきた、日本共産党都議団。その一員として一期目を働けたことを誇りに思います。
私も決算特別委員会でとの入札監視委員会の委員長が元市場長だった問題を取り上げ、豊洲新市場建設工事審査を元市場長ができるはずがないではないかと追及し、小池知事はその後「監視委員会にとのOBは選任しない」と表明しました。
厚生委員として、障害のある子を持つお母さんの「私に何かあったらこの子はどうなるのか」という話に涙し、114万円の営業所得で24万9000円もの国保料に怒り、その一つ一つの声を、思いを、都政にぶつけてきました。
議会経験のない私にとって、未知の世界であった、この3年半。その経験を2期目につなげ、勝ち抜く決意です。
いずみ・尚美 宮城県第三高等学校卒。社会保険労務士。2013年に都議当選、1期目。都議会厚生委員。党都議団政策調査副委員長、党葛飾地区都政対策委員長。54歳
(「しんぶん赤旗」2017年2月28日付より)