日本共産党の尾崎あや子都議(北多摩1区)と原のり子都議候補(北多摩4区)、「小児医療を良くする会」の小野幸子会長らは14日、東京・北多摩北部地域の中核病院、多摩北部医療センター(東村山市)を訪れて小児医療の充実を申し入れ、事務長らと懇談しました。佐々木あつ子・清瀬市議、永田まさ子・東久留米市議らが同席しました。
申し入れの主な内容は、
▽ 小児整形外科の設置
▽ 子どもの脳血管疾患によるリハビリの実施
▽ NICU(新生児集中治療室)の新設
▽ 障害児・者が受診しやすい環境づくり
などです。
都は2010年2月、市民の反対を押し切って清瀬市にあった都立小児病院を廃止したため、さまざまな問題が生じています。
参加者は、廃止後の実情について「脳梗塞で倒れた中学生が府中小児総合センターに運ばれ、治療を受けた。ただ、リハビリを神奈川県厚木市のリハビリセンター病院に移って受けることになった。通院でのリハビリでいいことになったが、リハビリを実施してくれる病院がなく、なかなか退院できなかった」「障害児がいつでも安心してかかれるようにしてほしい。障害児の専門の窓口がほしい」などと訴えました。
懇談の中で産科の不足も話題になり、尾崎都議は「小池百合子都知事も多摩地域の周産期医療不足は認めている。参加とNICUについてぜひお願いしたい」と要望しました。
(「しんぶん赤旗」2017年4月19日付より)