筋金入りの〝都民第一〟
今日午前中に友人から電話があって1時間以上話しました。
私は「今度の都議選は、今までとは歴史的意義が違うんだ。単に都政を改革すればいいだけではない。その次には衆院選があり、野党統一候補を立てて成功させねばならない。それを占うのが今度の都議選で、その鍵を握っているのが共産党なんだ。共産党に期待する以外にない」と彼に言いました。
友人は「お前は昔から保守だと言っていたが、安倍政治は保守と思うか」と聞いてきました。私は「安倍政権は保守とは思わない。まともな穏やかな保守というものは、憲法を大事にする。人権を大事にするのが保守なのではないか。安倍さんは違うよ。あれはもっとひどい国粋主義政治だ。そんなものに日本の国は任せられない」と言いました。集団的自衛権(の容認)という意見の疑いが強いものを閣議決定で決めてしまった。教育勅語を学校で教えてもよいと閣議決定しました。憲法違反だと私は思います。
私は、愛国者と国粋主義者は違うと思う。愛国者と国粋主義者を区別するキーワードは「リスペクト」だと思います。日本の国が豊かで安心して生活できる国にするには、世界中のどの国、民族とも違いを認めて尊敬しないといけない。これが本当の愛国です。安倍さんは愛国者じゃない。こんな政治を続けさせてはいけない。
私は、憲法を守って豊かな国をつくろう、世界の平和に貢献しようと考える点では、保守も革新も根っこは同じ、手を結ばないといけないと思います。
その手を結ぶ要になっているのが共産党だと思うし、誇りと自覚と確信を持って頑張ってもらいたいと思います。
小池(百合子)知事が「都民ファースト」と言っていますが、この3、4年、共産党の人たちとも話すようになって感じたのは、本当の〝都民ファースト〟は共産党じゃないかな、と…。歴史に裏打ちされた筋金入りの〝都民ファースト〟は共産党のみなさんです。
(「しんぶん赤旗」2017年4月19日付より)