豊洲移転は中止を
日本共産党東京都議団の大山とも子幹事長は18日、都の専門家会議の結果について談話を発表しました。その要旨を紹介します。
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東京都は、これまで豊洲新市場予定地の土壌汚染対策として、2010年都議会第1回定例会で「無害化された安全な状態での開場」などとした付帯決議、その内容として市場長が操業由来の汚染をすべて除去、浄化し、土壌も地下水も環境基準以下にすることなどを、都民、都議会に約束してきました。
しかし、専門家会議は、この付帯決議や市場長答弁を無視して、土壌も地下水も環境基準以下にするという約束を放棄した対策をすすめるという提案を予定でした。
ところが、本日の会議で市場業者を中心にした都民のみなさんが、市場当局、専門家会議のやり方を許さず、都民、業者との約束を守るよう求め続けました。こうした道理ある声が相次ぐ中で、当初予定されていた今後の対応策を提案できない事態になったものです。
本日の結果は、市場当局と専門家会議の土壌汚染も地下水汚染も環境基準以下にしないという対応が大きな矛盾に直面したものです。
わが党は、50年、100年の事業である食の安全・安心を守るためにも、豊洲新市場の移転はきっぱり中止し、築地再整備に踏み出すことを強く求めるものです。
(「しんぶん赤旗」2017年5月19日付より)