都民の願いをこぞって日本共産党に
東京都議選(6月23日告示、7月2日投票)での日本共産党の勝利・躍進を必ずと、18日夜、東京都中野区で志位和夫委員長を迎えた演説会が開かれました。志位氏は「憲法9条を守り抜く、豊洲移転を中止する、『逆立ち都政』をただして福祉と暮らしを良くする―この願いをたくせるのは、浦野さとみ予定候補しかいません。この選挙はどんな激戦でも負けるわけにはいきません」と力を込めました。
中野選挙区は、定数1減の3議席を有力5人が争う大激戦となっています。志位氏らの訴えに、「なかのZERO大ホール」を占めた聴衆から「そうだ」「共産党がんばれー」の声がかかりました。
植木こうじ都議からバトンタッチする浦野予定候補は「命と暮らし、何よりも一人ひとりの生き方を大切にする都政へと力を尽くしたい」と決意表明。水谷陽子弁護士、中野共立病院の山本英司院長が応援演説に立ちました。
志位氏は、自民・公明、維新が強行を狙う共謀罪法案を厳しく批判しました。獣医学部新設に安倍晋三首相の意向が強く働いていたとされる学校法人「加計学園」問題について、「首相の進退にかかわる大問題です」と強調。9条改憲、築地市場の豊洲新市場(東京ガス工場跡地)への移転、都民の福祉と暮らしという都議選の三つの大争点を示し、日本共産党の躍進を訴えました。
志位氏は、「調査、提案、論戦」という日本共産党都議団の三つの役割と実績について丁寧に紹介しました。
この中で、豊洲問題に関わる百条委員会で奮闘し、「都政の闇」にメスを入れた実績を強調。自民、公明両党が尋問の打ち切りを決め、解明すべき「都政の闇」にふたをしたことを批判し、「日本共産党をさらに大きくして、『都政の闇』を一掃しましょう」と呼びかけました。
谷川智行衆院東京比例予定候補が決意表明。植木都議が「浦野候補へバトンタッチするために全力で頑張る」と語りました。
車いすで参加した50代男性は、「逆立ち都政をすすめてきた自公のひどさが分かった。作業療法士として、自ら医療にかかわってきた浦野さんなら、きっと福祉切り捨てにブレーキをかけてくれる。友人にも支持を訴えたい」と語りました。
(「しんぶん赤旗」2017年5月20日付より)