日々「最低」が更新されていく。安倍政権のもと共謀罪法案が強行された。私は今、独裁という悪魔の持つ“顔”を垣間見ている気がする。
安倍政権が無理を重ねるたびに、狂気じみた与党の結束の強まりを目の当たりにする。思考を放棄した人間による救いようのない“悪”。彼らが葬り去っているのは、正義であり自由であり、この国の未来そのもの。その罪の大きさを振り切るように、一気呵成に悪法を押し通す。与党議員たちの忠誠は、寄る辺なく怯えている心のように私には見える。
国会審議を形骸化させるのは、論点そらし、紋切り型の決まり文句(「ご指摘は全く当たりません」等)の横行、そして“いわば・その中において”責任を放棄してしまった首相、大臣、官僚と、それを支えるさまざまな立場の人間の関わりだ。忖度!斟酌!漂う空気のような“悪”。この根を断ち切らなければならない。
いよいよ都議選!国政にインパクトを与えるこの闘いで必ず勝利し、正義を我らに!
(「しんぶん赤旗」2017年5月21日付より)