日本共産党の田村智子党副委員長・参院議員は21日、東京都荒川区で開かれた共産党演説会で、都議選に定数2の同区から立候補する、相馬けんいち都議候補の必勝を訴えました。
田村氏は「共謀罪」法案強行や安倍首相の9条改憲発言など暴走する安倍自公政治に「都議選で審判を下そう」と呼びかけました。
築地市場の東京ガス豊洲工場跡地への移転問題について「共産党が伸びてこそ、都政の闇に光が当たります」と強調。自公が議席を独占する同区で相馬候補の勝利をと訴えると、会場は大きな拍手に包まれました。
相馬候補は、日頃、区議会のニュースを地域住民に配り、区民の声を区政に届けてきた経験を語り「豊洲移転はちゅし。特別養護老人ホームの増設など医療・介護の充実や給付制奨学金の拡充を実現します」と語りました。
あとう和之衆院14区候補も訴えました。
演説を聞いた区内で働く50代の男性は「汚染地に移転を進めてきた自民・公明の責任は重い。食の安全を開発の犠牲にしてはいけない」と話しました。
荒川区は、相馬氏のほか、自民党現職、公明党新人、民進を離党した元職(都民ファースト推薦)ら有力4人の大激戦です。
(「しんぶん赤旗」2017年5月22日付より)