大激戦の東京都議選で、日本共産党の志位和夫委員長は28日、足立区(定数6)の北千住駅西口前で斉藤まりこ予定候補とともに必勝を訴えました。
志位氏は、安倍政権の憲法破壊、築地市場の豊洲新市場への移転問題、福祉と暮らしを押しつぶす「逆立ち都政」という都議選の三つの大争点で“自民・公明対日本共産党”の対決構図が鮮明となっていること、日本共産党の躍進こそが都政を変える一番の力になると力いっぱい訴え。どちらの駅も聴衆がぎっしり詰め掛け、大きな拍手と声援で熱気に包まれました。
ロータリー沿いからデッキ上まで聴衆の輪が広がった足立区・北千住駅前で、大島よしえ都議が応援にかけつけるもと、斉藤予定候補は力強く決意を表明。自身の子どもも認可保育園に入れず、まわりの子育て世代と一緒に運動を広げて認可保育園の増設を実現させたことは「大きな希望」になったと語り、「都民置き去りの都政はもう終わりにしよう」と訴えました。
志位氏が、安倍晋三首相の憲法9条改定発言の本質は、戦力不保持を定めた9条2項を死文化させ、海外での無制限の武力行使を可能にすることにあると告発し、「2項の戦力不保持は日本国憲法にしかない『世界の宝』です」と訴えると、聴衆から力強い「そうだ」の声が。「安倍自公政権による憲法破壊から、『世界に誇る9条を守れ』の願いをどうか日本共産党にお寄せください」と呼びかけると、盛大な拍手が起こりました。
志位氏は、自民・公明が東京外環道の延伸を要求し、「逆立ち都政」をひどくする姿勢であるのに対し、小池百合子都知事も同じ立場だと批判。「共産党を伸ばすことがこうした知事の姿勢を変え、『逆立ち都政』をただす一番の力になるということを心から訴えます」と支持を呼びかけました。
衆院東京選挙区の、そぶえ元希(13区)予定候補が応援に駆け付けました。
北千住駅前で訴えを聞いていた女性(62)=足立区=は「築地市場の豊洲移転に共産党が最初から反対してきたことが、正しかったと証明されたのだと確信をもてました。自民党や公明党に負けてはいられない」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2017年5月29日付より)