《町田市・池川友一候補》町田で初の党議席誕生を 志位委員長・池川予定候補が訴え

声援に手を上げてこたえる(左から)池川友一都議候補、志位和夫委員長、松村りょうすけ衆院東京23区候補=4日、東京都町田市

声援に手を上げてこたえる(左から)池川友一都議候補、志位和夫委員長、松村りょうすけ衆院東京23区候補=4日、東京都町田市

東京都議選で定数4を有力6氏が争う大激戦の町田市で、初の党議席を誕生させようと4日、日本共産党の志位和夫委員長は町田駅前で街頭演説を行い、池川友一予定候補を何としても都議会に押し上げてほしいと訴えました。

志位氏は、安倍政権による憲法9条改悪を許さない国民的大運動を起こし、都議選で審判を下そうと力説。築地市場の豊洲新市場への移転中止と築地再整備、福祉・暮らし最優先の都政を掲げる日本共産党を何としても躍進させてほしいと訴えると、聴衆は盛大な声援と拍手で応えました。

指笛や拍手で熱烈な声援を受けた32歳の池川予定候補は「都政が変われば市民生活が確実に向上する。暮らしに役立つ都政へ変える」と決意表明。中学校給食の実現、シルバーパス改善、市民とともに増やしてきた認可保育所や特養老人ホームのさらなる増設を訴え、「9条を守り、憲法の生きる都政をつくる」と力を込めました。応援演説で、市内の男子大学生(19)が高学費に苦しむ学生の実態を語り、「共産党に若者の声を届けてほしい」と期待を寄せました。

「若さ輝く32歳の池川さん。町田で初の共産党都議をどうか誕生させてください」と訴えた志位氏。「全国最年少の25歳と8日で市議に初当選し、2期7年市政を動かす素晴らしい仕事をしてきた、試されずみの政治家です。党派を超えたご支援で必ず都議会に押し上げてください」と呼びかけると、大きな拍手に包まれました。

志位氏は、豊洲新市場への移転計画について、汚染の「無害化」も「遮断」も果たされていないとして、移転計画は破たんしたと指摘。「『豊洲移転はきっぱり中止せよ』と訴えているのは共産党です。移転中止、『世界に誇る築地市場』を未来の世代に引き渡そうという願いは、こぞって共産党にお寄せください」と訴えました。

「東京外環道路などの巨大開発にメスを入れれば財源はつくれます。『逆立ち都政』にメスを入れて、都民の福祉・暮らし最優先の都政をつくろう―都民の切実な願いをどうか共産党にこぞってお寄せください」と訴えると、大きな拍手が起こりました。

松村りょうすけ衆院東京23区予定候補が応援に駆けつけました。

共産党を応援しにきたという女性(68)は、「今の政権は情けない。政治を私物化するなんて政治家らしくない。安倍さんの顔を見るのが嫌。もう共産党しかないと思う。頑張ってほしい」とせきを切ったように語りました。


聴衆の輪みるみる この期待必ず議席へ

志位和夫委員長の訴えに拍手をする人たち=4日、東京都町田市

志位和夫委員長の訴えに拍手をする人たち=4日、東京都町田市

町田駅前で開かれた演説会は、近年最高の聴衆が聞き入り、熱気みなぎるものとなりました。炎天下、党支部・後援会が街頭演説の案内や党の政策を知らせようと宣伝や対話に奮闘。街頭演説が熱くなっています。

町田駅前で志位委員長は「党派を超えたご支持の輪を、広げに広げ大激戦を勝ち抜かせてください」と、町田市選挙区(定数4)で初議席に挑む池川友一都議予定候補を応援。歩道、階段、デッキをビッシリ埋めた聴衆や、買い物袋を手に続々と聞き入る人たちの姿。時間とともに聴衆の輪が二重三重に広がりました。演説終了後も、再び沸き起こった拍手と声援が鳴りやみませんでした。

党支部・後援会が奮闘

日本共産党と後援会は街頭演説を都議選勝利に向けた跳躍台にしようと、全有権者規模の宣伝対話に取り組みました。

会場に用意したプラスターはこれまでより多い20枚。そのほかに勝手連や後援会が独自に用意した池川予定候補応援横断幕などがあちこちで見られました。

街頭演説への参加を呼びかけようと、3日に会場近くで行った宣伝では、安倍政権への怒りの声が多く聞かれたといいます。党地区委員会では、この声を得票へ結び付けるため、宣伝や党勢拡大の課題を達成し、活動を通して支持を訴えていくとしています。

当日の演説を聞いた民進党の後援会をやっているという男性(83)は「野党共闘に関心があるので、志位さんの話を聞きにきた。共産党は勢いがあるね。加計問題、憲法、心は共産党になびいている」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2017年6月5日付より)

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