日本共産党の志位和夫委員長は3日、東京都議選で定数3を有力5氏で争う大激戦の豊島区の米倉春奈都議の必勝をめざし、同区・池袋駅前で街頭演説を行いました。ビラが次々に受け取られ、聴衆の輪が大きく広がりました。志位氏が、共謀罪と憲法9条改定、築地市場の豊洲新市場への移転問題、福祉と暮らしを押しつぶす「逆立ち都政」という三つの大争点で、“自民・公明対日本共産党”の対決構図が浮き彫りとなるなか、「都民のみなさんの願いを託せるのは日本共産党です」と力いっぱい訴えると、大きな拍手と歓声で熱気に包まれました。
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2期目に挑む29歳の米倉都議は、区民と力をあわせて認可保育園や特養老人ホームの増設を実現してきたと語り、「福祉切り捨ての都政を変えたい」と決意表明。「再び都議会へ行って、もっとやりたいことがあります。それは、学費引き下げとお金の心配なく学べる給付制奨学金の実現です。首都・東京から実現しましょう」と訴えました。民青同盟豊島地区委員長の森近友樹さんが米倉都議への期待を表明しました。
志位氏が「米倉さんは、歴代の都知事と真っ向から論戦し、その姿は堂々たるものです。都議会最年少の29歳ですが、同時に、試されずみの政治家です。定数3の大激戦を競り勝って、『宝の議席』を必ず守り抜いてください」と訴えると、熱い歓声と拍手が湧き起こりました。
志位氏は、高すぎる国保料の問題で、国保の運営主体を都道府県単位にする動きのなかで、一般会計から国保会計への繰入金を削る動きが起こっているとして、豊島区では1人あたり平均9447円の国保料の引き上げがされようとしており、6月中旬にも区民への通知がいくことになっていると告発。「いまでも高すぎて払えないという方がたくさんいるもとで、1万円近い値上げはとんでもないことです。都が区市町村と協力して、1人平均1万円の国保料引き下げをさせるというのが、日本共産党の公約です。共産党躍進で、国保料値上げストップ、国保料値下げを実現させてください」と訴えると、聴衆は「よーし」の声と大きな拍手で応えました。
(「しんぶん赤旗」2017年6月5日付より)