豊洲移転中止署名をすすめる会(会HP)は5日、東京都に対し、築地(中央区)から豊洲(江東区)への市場移転の中止を求める署名を提出しました。集まった署名は5987人分。署名提出は3回目で、これまでの署名と合わせて4万7626人分になります。
代表して署名提出した東京商工団体連合会婦人部の後藤和子さんは、「世界の築地ブランドを絶対になくしたくないという声が多く寄せられている」と述べました。新日本婦人の会東京都本部の佐久間千絵さんは「小池百合子さんは決められる都知事だと思います。食の安心・安全のために築地再整備を」と話しました。
署名を受け取った野田数(かずさ)都知事特別秘書は「確かに承りました」と述べました。
「会」発起人の元日本環境学会会長の本間慎さん、東京都中央市場労働組合委員長の中澤誠さん、日本消費者連盟事務局長の纐纈(こうけつ)美千世さんがあいさつ。
司会を務めた革新都政をつくる会事務局長の中山伸さんは「ネット署名も好評です。都議会選挙真っただ中の6月7月の署名活動がとても大事になっています。都民世論を大きく高めていきましょう」と呼びかけました。
署名提出に先立って、「会」は都の専門家会議(平田健正座長)に対し、土壌汚染対策に関する第2回目の公開質問状を提出。“専門家会議は「豊洲無害化」の方針の立場に立っているのか”など五つの項目について、15日までの回答を要求しています。(詳細は「会」のHPへ)
(「しんぶん赤旗」2017年6月6日付より)