日本共産党の小池晃書記局長は7日、東京都議選(23日告示、7月2日投票)の北多摩4区(清瀬市、東久留米市=定数2)で奮闘する原のり子都議予定候補への支持を力強く訴えました。西武池袋線東久留米駅西口ロータリー前を駆けつけた市民がびっしりと囲み、声援や拍手を盛んに送りました。
原予定候補は、7日の都議会で日本共産党提案のシルバーパス改善条例案が自公両党や都民ファーストなどの反対で否決されたことを怒りをもって告発。2万510円を払わなければパスが買えないお年寄りからの「外に出て転んだらもっとお金がかかってしまうから、なるべく家にいるようにしている」との切ない声を紹介し、「高齢者にこんなことを言わせる政治でいいのか」「今度の都議選でぜひ私を押し上げていただいて、シルバーパス改善の仕事をさせていただきたい」と訴えました。
小池氏は、「憲法違反の戦争法を強行した安倍政権は、いよいよ憲法9条を変えると言いだしている。相次ぐ閣僚の暴言、不祥事、モラル崩壊がひどすぎる。そして『森友』疑惑に『加計』疑惑、まったく国民に説明すらしようとしない。あまりにも無責任だ」と訴えました。
その上で、都政でも築地市場の豊洲新市場への移転などの巨大開発の利権をめぐって、行政の私物化、情報隠しなどのひどい都政を推進してきたのが自公両党だと糾弾。一方でシルバーパス改善条例を否決するような態度は「許せないではないか」と強調すると、聴衆は「そうだ! 許せない」と応じました。
小池氏は、前日(6日)に市議を辞職し退路を断って都議選に挑む原予定候補の決意を示し、「みなさん、この決意に応えようではありませんか。なんとしても勝たせてください」と訴えました。
さらに、東久留米市議を5期18年、副議長も務めた原予定候補が、清瀬小児病院を守る会の幹事として20万人以上の署名を集めたほか、公立保育園全廃・民営化に反対する運動の先頭に立ってきた実績を紹介。「これだけすばらしい候補を絶対に都議会へと送ろうではありませんか」と重ねて訴えると、聴衆は大きな歓声や拍手、鈴の音で応えました。
宮本徹衆院議員も駆けつけ、支持を訴えました。
生まれてはじめて演説を聞いた女性(70代)=東久留米市=は、「名前を連呼するぐらいかと思っていたら、こんなに長く、新聞に出てくるような話題を、そのものずばりをしゃべってもらって、感激しました」と述べました。
(「しんぶん赤旗」2017年6月8日付より)