暴走に審判 東京から
6歳の子どもを育てる母親として本当に許せないのが、安倍首相が憲法9条を変えると言っていることです。森友学園に続き加計学園問題に対する追求から逃げ続けながら、国民の内心の自由を侵害する共謀罪法案の強行、あまりにひどすぎます。なぜ重大な疑惑の渦中の人が、この国の憲法を変えるなどと言えるのでしょうか。
今度の都議選では、憲法9条を守って、戦争のない平和な社会を子どもたちのためにも引き継ぐため、まっとうな政治をつくるためにも、首都東京から一緒に暴走する安倍政権に審判を下しましょう。
住民の声に耳を貸さない、住民不在のこれまでの都政の闇が、象徴的に表れているのが築地市場の豊洲移転問題です。豊洲新市場は二つの破たんが明らかになっています。ひとつは土壌汚染。小池都知事は無害化できなかったと認めました。東京ガス工場跡地で、深刻な汚染は最初から明らかでした。日本共産党はこの問題を指摘する関係者の声を議会に届けてきました。その声に耳を貸さず、都民そっちのけで移転を強引に進めてきた結果がいまの豊洲のありさまではないでしょうか。二つ目の破たんはお金の問題です。豊洲を開場した場合、維持費やコストが5倍になり、毎年100億円の赤字になると明らかになっています。
豊洲への移転は中止し、築地の再整備を前へ進めましょう。日本の食文化、世界の食ブランド、築地を守り発展させたい。その願いを斉藤まりこにお寄せください。(14日、足立区)
(「しんぶん赤旗」2017年6月16日付より)