東京都議選が告示された23日、日本共産党の小池晃書記局長は町田市(定数4)で池川友一候補=新=、北区(同3)の、そねはじめ候補=現=とともに勝利を訴えました。
演説開始前から大歓声がわく町田駅前。小池氏と池川候補がぐんぐん広がった聴衆の輪に飛び込むと、拍手とともに次々と握手を求められ、「自民党は調子に乗っている」「共産党が頑張らないと独裁になる」などの声が寄せられました。
小池氏は、「自民党のおごり、慢心、議員の劣化現象はあまりにひどい。国政の私物化、情報の隠ぺい。一部の人だけが利権にありつき、安保法制で戦争する国に突き進むやり方を絶対に許さない」と力説しました。
池川候補は、市議として町田での中学校給食実現に向けて全力を尽くしてきたと述べ、「弁当を持って来られず、何も食べないで過ごす子どももいる。命づなの給食を、一丁目一番地で実現したい」と訴え。小池氏は、池川候補が市議会で気迫の質問を繰り返し、町田市民病院の医師不足を解消させ、小児救急医療の受け入れも2倍にしたことを紹介。「試されずみの池川さんを、必ず都議会に」と呼びかけました。
北区・王子駅前では、兵庫県から新社会党の岡崎ひろみ委員長が駆けつけ、そね候補勝利を訴え。自由党副代表の青木愛参院議員が激励メッセージを寄せました。
そね候補は、「北区では大型自動車道路の開発で1000軒近くが追い出される。道路計画見直せと言う住民の声を聞かずして、どうして北区の政治家か」と述べ、大型開発優先政治を転換すると表明しました。
小池氏は、そね候補を自由、新社会の両党が推薦したことについて、「北区の野党共闘のシンボルがそねさんです。野党と市民の共闘で安倍暴走政権を打ち倒すため、そねさんを都議会に」と訴えました。
築地市場の豊洲移転問題で小池氏は「豊洲移転では築地は守れない」と強調。「仲卸のみなさんの目利きの力で良い魚を見抜き、きちんとした値段をつける。これによって生産者も守られ、良い魚が食卓に並ぶ。この築地ブランドを守るため、豊洲移転は中止を」と訴えると、聴衆から「築地を守ろう」のコールが響きました。
池内さおり衆院議員が、そね候補勝利を訴えました。
(「しんぶん赤旗」2017年6月24日付より)