市民・野党とともに第一声をあげる、ひぐちみちお市長候補=25日、東京都国分寺市
国分寺市長選が25日告示(7月2日投票)され、元副市長で「市民に国分寺市政をとりもどす会」の、ひぐちみちお候補が「市民の声を聞き、一人一人の人権を尊重する国分寺を実現します」と第一声をあげました。
市長選は、ひぐち候補と、現職で自民党・公明党推薦の井沢邦夫氏の一騎打ちです。ひぐち候補の第一声には、ひぐち候補を推薦する、日本共産党、民進党、自由党、社民党、生活者ネットワークの5野党が応援に集まりました。共産党からは、宮本徹衆院議員が駆け付け、「市政に福祉の心を取り戻そう」と訴えました。
ひぐち候補は、現市政を「市民の声を聞かず強権的、独断的だ」と批判。国分寺市が独自に作った自治基本条例をないがしろにし、国分寺まつりから9条の会を排斥するなどといった市民の声に耳を傾けない現市政を転換すると訴えました。
ひぐち候補は、基本政策として▷市民の声を聞き、弱者によりそった政治を行う▷日本国憲法と、市民とともに作り上げた自治基本条例の理念を市政に生かし、人権を守る▷福祉や教育など人を生かす分野に予算を配分し、学童保育の定員増や保育の質を確保した待機児童解消対策を進める―ことを掲げました。
演説を聞いた40代女性は「今の市長は、学童保育の定員超過の問題で全く話を聞いてくれない。市民の声を大切にしない市政を変えるため、ひぐち候補に期待します」と語りました。
(「しんぶん赤旗」2017年6月27日付より)