首都で審判 解散・総選挙で信を問え/共産党都議19氏勢ぞろい

都議選受け志位委員長が訴え

自民党が歴史的な大敗をし、日本共産党が躍進した東京都議選から一夜明けた3日、日本共産党は、新宿駅西口で志位和夫委員長をはじめ19人の都議が勢ぞろいした緊急街頭演説を行いました。このなかで志位氏は「国政の私物化、憲法を壊す政治をこのまま続けていいのか。首都・東京のみなさんは、はっきり答えを出しました。次は、解散・総選挙によって、国民に審判を仰ぐべきではないでしょうか」と訴え、野党と市民の共闘、共産党躍進で、安倍政権を倒し、新しい日本をつくる決意を表明すると、大きな拍手と歓声がわきおこりました。(志位委員長の訴えはこちら


自民党との競り合いを勝ち抜いた19人の都議が小池書記局長の紹介であいさつするたびに大きな歓声と拍手。定数1減の北区で、最後の3議席目を自民党幹事長を競り落として6期目を勝ち取った曽根肇都議は、「3人区でも自民党が勝てなかったという大きな衝撃は、自公のこれまでの路線に大きな惨敗の大痛打を与えた」と述べたうえで、「本当の都民の改革のために全力をつくす」と表明しました。

志位委員長は都議選の結果を報告し、当面の政治に臨む党の基本姿勢について訴え。安倍自民党を大敗させるうえで共産党は、論戦で安倍・自民党と正面から対決する論陣を展開するとともに、多くの選挙区で自民党を打ち負かして勝利をかちとるという貢献ができたと強調。「今度ばかりは安倍政権をこらしめたいという気持ちが広がり、怒りとなって渦巻いて自民党の歴史的大敗という結果が出ました。安倍首相は都民の審判を重く受け止めるべきです」とのべました。

そのうえで志位氏は、緊急の問題として(1)野党4党が憲法53条に基づいて要求している臨時国会の速やかな召集(2)「自衛隊としてお願いする」と発言した稲田朋美防衛相の罷免(3)首都ではっきりノーの審判が下った憲法9条改悪の中止―の3点を求めました。

同時にいまの政局の根本的な打開の道として、「首都・東京の審判は、安倍政権へのレッドカードをはっきり突きつけるものとなりました。この結果をふまえて、わが党は、速やかな解散・総選挙を行うことを強く求めます」と表明しました。

街頭演説では、次期衆院選を比例東京ブロックの予定候補としてたたかう笠井亮政策委員長・衆院議員、宮本徹(東京20区重複)、池内さおり(同12区重複)の両衆院議員、谷川智行(同7区重複)、原純子(同9区重複)の両氏が紹介されました。

(「しんぶん赤旗」2017年7月4日付より)

◆志位委員長の訴えはこちら

タイトルとURLをコピーしました