東京都議選で定数1減となった北区(定数3)で、現職4人の激戦を勝ち抜き、6期目の当選を果たした日本共産党の曽根肇氏は4日、区内をくまなく回って街頭から選挙結果を報告し、「ご支援に感謝し、19人に前進した都議団の仲間と公約実現に全力をあげます」と訴えました。行く先々で多くの人が手を振り、当選を喜ぶ姿が見られました。
同日午前、JR十条駅前で街頭演説した曽根氏は「北区で自民党都議団幹事長との激しい競り合いに打ち勝って勝利したことは、自民党が歴史的な敗北をした都議選全体の結果を象徴するものです」と述べました。
勝利の背景には、自由党・新社会党からの推薦や、大型道路計画の撤回・見直しを求める住民からの支援など「市民と野党の共同」があったと強調。十条駅周辺での大型道路計画について「ここに住み続けたいと願う住民の意思を尊重し計画の見直しが行われるよう、粘り強く取り組みを進めていきます」と決意を語りました。
曽根氏は、都議選江の自民党大敗北の一因は、安倍内閣による国政私物化・憲法破壊の政治そのものにあるとし「すみやかに解散・総選挙で国民の審判を受けるべきです」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」2017年7月5日付より)