強い毒を持ち特定外来生物に指定されているヒアリが全国各地で確認されている問題で、日本共産党の山添拓参議院議員、東京都議団は20日、東京港の大井ふ頭(品川区)を訪れ、都湾港局の担当者の案内で環境省や都による緊急調査や対策の状況を視察しました。都議団から白石たみお、尾崎あや子両都議が参加、宮本徹衆院議員と吉良よし子参院議員の各秘書が同行しました。
大井ふ頭では3日に貨物コンテナの内部でヒアリ1匹が発見され、環境省と都が再調査したところ7日には同じコンテナから100匹以上が、さらに床板をはがすなどの詳細な調査を行ったところ12日には約100匹のヒアリと卵、幼虫、さなぎが確認されました。
山添氏らは、コンテナ内部からヒアリが確認された時の状況を聞き、粘着剤を使用した捕獲トラップ(わな)による調査やベイト剤(殺虫餌)を用いた対策の様子などを視察しました。
また、海外のコンテナ出港地での検査体制やコンテナの国内輸送先での調査・対策、関係機関の連携や緊急調査・対策の人的体制などについて詳しく聞きました。
山添氏らは、徹底した調査とその継続、対策のいっそうの強化などを要望しました。
(「しんぶん赤旗」2017年7月21日付より)