憲法無視の安倍暴走政治をこのまま続けさせていいのか―を、最大の争点とする衆院選が10日公示(22日投票)され、日本の進路をかけた12日間の熱いたたかいが始まりました。
日本共産党は同日、7000人の聴衆で埋まった新宿駅西口で第一声をあげ、東京ブロックの比例候補とともにマイクを握った志位和夫委員長が「安倍政権を退場に追い込む歴史的チャンスの選挙。比例で850万票、15%以上、小選挙区でも議席を大きく伸ばす決意です。市民と野党共闘の勝利、共産党の躍進へ絶大なご支援を」と訴え、大きな声援を受けました。
志位委員長は沖縄辺野古への米軍新基地建設の強行や、「森友・加計疑惑」隠しなどをあげ、安倍暴走政権を厳しく批判。そのうえで、軍事でなく外交による問題解決、1%の大企業・富裕層でなく99%の国民のための政治、原発ゼロ、憲法9条を生かした日本、核兵器禁止条約の批准など、日本共産党の5つの提案を紹介しました。
自公希維VS市民と野党の共闘
志位委員長は小池百合子知事が立ち上げた「希望の党」について、安保法制、9条を含む改憲、原発再稼働の容認など政治の根幹で自民党との違いはなく、自公政権の補完勢力ということが明瞭になったと指摘。真の対決構図は自民・公明と維新や希望の党などの自公政治の補完勢力対、市民と野党の共闘の2極対決だと強調しました。
前回参院選や新潟県知事選など市民と野党の共闘は、確かな成果をあげてきたこと、第2ステージとなる総選挙では249選挙区で共産、立憲民主、社民の野党3党で候補一本化したことを紹介。「共闘こそ希望であり、未来を切り開く力」だとのべ、ぶれない党、共闘の大義を守るとの評価をもらえる共産党の躍進こそ、共闘を進める力になるとのべ、「野党連合政権に向けて大きく踏み出す結果をつくろう」と呼びかけました。
笠井亮比例候補(前)が「首都東京から躍進の大波をつくるために、いちがんとなって全力をあげる」と決意を表明しました。
日本共産党は、東京では1、2、5、6、7、16、18の7選挙区で立憲民主党と、21区は社民党と候補者を一本化するために候補者を取り下げ、野党共闘の勝利を目指し全力をあげます。残り17選挙区に独自候補を擁立。9、12、20の必勝区を含め、一人でも多くの当選を目指します(2面に一覧)。比例代表には10人を立て、110万票、4人以上の当選を目指します。