大激戦の総選挙の投票日(22日)まで1週間を切った16日、日本共産党の志位和夫委員長は、市民と野党の共闘の勝利、比例での共産党躍進―二つの勝利を何としてもつかみとろうと東京・立川駅前で街頭演説を行いました。
冷たい風雨のなか、デッキの上も下も聴衆がぎっしり。
志位氏が「自公で『安定多数』とのメディアの予測もありますが、そんな結果を絶対に与えるわけにいきません。あと1週間、最後まで頑張り抜けば、必ず情勢は変えられます。選挙の結果を決めるのは、みなさんの一票です」と述べ、「比例代表で日本共産党をどうか大きく伸ばして3議席を守り抜き、4議席を首都・東京からかちとらせてください」と訴えると、大きな拍手と声援が鳴り響いたあと、「共産党」コールが湧き起こりました。
共同候補である日本共産党の宮本徹(東京20区・比例重複)、社民党の小糸けんすけ(21区)両氏がともに訴え、聴衆からは「いいぞ」「頑張れ」の声が。「共産党をさらに伸ばして自民党政治を大きく変える共闘へ発展させよう」(宮本氏)、「平和憲法を守ってきた共産党とともにたたかい勝利したい」(小糸氏)と力を込めました。
日本共産党の谷川智行比例候補は「共闘の旗を揺るがず掲げる共産党の躍進を」と訴えました。
「市民連合」呼びかけ人の広渡清吾東京大学名誉教授は、「共産党は、市民と立憲野党の共闘路線を断固として維持し、ぶれず、揺るがず、たじろがず、安倍政権打倒の大きなたたかいの先頭に立ってくれた」と強調。「誠実で闘争力にあふれた共産党に絶大なご支持をお願いしたい」と訴え、拍手が起こりました。
立憲民主党の菅直人18区候補が「安倍政権を打倒するためともに頑張ろう」とメッセージを寄せました。
志位氏は、消費税10%大増税の中止とともに、大企業・富裕層に応分の負担を求める税制改革をはじめ、社会保障・教育・子育て・若者への予算の拡充などを提案。「財界に正面からものを言う共産党を伸ばすことが、暮らしを良くする一番の力になります」と支持を呼びかけると、「そうだ」「その通り」の声と拍手が飛び交いました。
志位氏が、訴えの最後に、「総選挙は2票あります。小選挙区は、個人名で野党統一候補・日本共産党候補に、比例代表は政党名で日本共産党に投じてください。小選挙区で共産党以外に投票される方も、どうか比例では共産党に投じてください。『比例は共産』を広げに広げてください」とよびかけると、雨の中、熱心に耳を傾けていた聴衆から大きな歓声と拍手が湧き起こりました。