12日投票、13日開票の東京都葛飾区議選(定数40、立候補59人)で日本共産党は6人が立候補し、中村しんご(56)、三小田准一(58)、中江秀夫(57)、おりかさ明実(67)=以上現職=、木村ひでこ(52)=新人=の5氏が当選し、前回2013年区議選と同議席を確保(改選時比1議席増)したものの、樋口まこと(30)が最下位当選者と10票差で及びませんでした。
6氏の得票総数は19,501票(得票率12.27%)で、前回から1,035票増やしましたが、得票率では0.59ポイント減でした。
自民党は16人立候補しましたが、当選は前回と同数の12人。得票総数は48,987票(30.82%)で、前回から6,211票(1.59ポイント)増でした。
公明党は今回、立候補者を現有議席から2人絞り、9人が当選。得票総数は30,185票(18.99%)で前回から3,944票(4.33ポイント)減でした。この他、7月の都議選(同区定数4)で51,241票(28.05%)を得てトップ当選した都民ファーストの会は、区議選で5人を擁立したものの、得票総数9,502票(5.98%)で、当選は1人にとどまりました。
共産党の6氏は13日、京成立石駅前で宣伝し、区議選で掲げた公約実現のため全力をあげると述べました。
葛飾区長選健闘 木原敬一氏が表明
区庁舎建て替え中止へ今後も
12日投票、13日開票の東京都葛飾区長選で「葛飾区庁舎建替えに反対する区民の会」の木原敬一氏(64)=無所属新、日本共産党・新社会党支持=は50,126票(得票率31.74%)を獲得し健闘しました。
前回区長選より投票率が2ポイント増えたもとで、前回の共産党推薦候補に比べ、得票数で13,427票余、率で6ポイント前進。
一方、当選した現職の青木克徳氏(68)は286票、率で6ポイント減らしました。
木原氏は選挙結果を受けて区内の事務所で、立候補表明から一ヵ月という短期間だったのも関わらず、5万人余が支持したことに感謝を表明。
「当選できず申し訳ないが、この結果は今後につながる大きな結果」と語りました。
選挙絵sンで、数百億円をつぎ込む現区政の区庁舎建て替え計画を告発したことに、激励の声を受けたと振り返り、「青木区長は建て替え計画に全く触れなかった。区長選で計画に信任を得たとは言えない」と述べ、区庁舎建て替え計画の中止や、区長選で掲げた政策の実現に向けて運動を強めると表明しました。