日本共産党は16日、新宿駅西口で、定例の「安倍9条改憲NO! 3000万人統一署名」の街頭宣伝を行い、宮本徹衆院議員、岩渕友参院議員が演説しました。
宮本氏は、安倍政権が狙う来年の通常国会での改憲の発議について、「安倍首相は憲法に自衛隊を明記するだけというが、戦争をしないという憲法の性格が根本から変えられてしまう」と批判。
法律は後から書かれたものが優先される原則があるため、自衛隊明記によって9条2項の「戦力を持たない」規定の効力が失われ、「自衛隊の海外での武力行使が可能になる」と警鐘を鳴らしました。
岩渕氏は、自身の出身地でもある福島県で、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故によって避難生活を余儀なくされ、「今でも健康で文化的な生活を送ることができていない人がいる」と告発。
同県南相馬市の9条の会が「原発事故を受けた南相馬市から憲法を生かした政治を広げよう」と市内の全ての世帯に憲法の小冊子を配る取り組みを
買い物帰りの女性(58)は「憲法9条は世界に胸を張れる素晴らしい内容。安倍首相が簡単に変えようとしているのが怖い」と話し、署名に応じました。
宣伝には日本共産党の原田あきら東京都議も参加しました。
(11/17付しんぶん赤旗より)