東京都調布市で18日、衆院東京22区(調布、狛江、三鷹、稲城の各市)の市民で作る市民連合”ちょこみな”@東京22区が主催する「憲法まもれ! 市民大集会」が開かれ、約200人が集まりました。
4市の市民団体の代表があいさつし、市民と野党が協力して安倍政権の憲法9条改悪に反対する決意を述べるとともに、9条改憲に反対する3000万人署名への協力を呼びかけました。
俳優の宝田明氏が講演。戦前、軍国少年として「満州」(現・中国東北部)のハルビンで暮らし、終戦を迎えて、命からがら日本に引き揚げた体験を語りました。
宝田氏は、「満州」で生き別れになり、その後日本で再会し、再び家族と別れながら、人知れず自分を応援してくれた兄の思い出を語り「兄もまた戦争の犠牲者だった。戦争は人間が起こす最大の大罪だ。日本は決して戦争に加担してはいけない」と強調。憲法9条を守り抜き、次の世代に渡す決意を語りました。
集会では、日本共産党の阿部真・調狛府中地区委員長と立憲民主党の山花郁夫衆院議員があいさつ。
阿部氏は「安倍改憲に反対し、今の憲法を守ることが若者の未来を豊かにするためのたたかいでもある」と強調しました。
山花氏は、政党の主義主張の違いはあれど、安倍政権の憲法改悪には反対していく姿勢を表明しました。
集会に参加した女性(23)は「卒業論文で安倍政権と市民運動の関係を調べている。今日の集会のように市民と野党の政治家が協力していくことはよいと思う」と話しました。
(11/21付しんぶん赤旗より)