在日米軍横田基地(東京都多摩地域5市1町)で米軍輸送機が投下した貨物がパラシュートから外れ落下した事故で、日本共産党の宮本徹衆院議員と吉良よし子、山添拓両参議院議員は24日、防衛省に対し訓練中止を要請しました。
原のり子都議、周辺自治体議員、「横田基地の撤去を求める西多摩の会」の高橋美枝子代表らが同席しました。事故が起きたのは今月15日午前10時前。
横田基地上空で物資投下訓練中だった米空軍C130J輸送機が投下した約30キログラムの物資がパラシュートから外れ滑走路中央付近に落下しました。
米軍は事故原因を人為的ミスだと説明。対策を講じたとして21日に訓練を再開しました。
宮本、吉良、山添の各氏は、あってはならない事故で、基地外に落下したら重大な事態になりかねないとして「物資の投下も人員降下もすべきではない」と要求しました。
市民からの自治体への通報で明らかになったことについて、防衛省担当者は【米軍から事前通知はなく、今後の通知については米軍に確認した上で対応する」と説明。
宮本氏らは、米軍に確認することではなく、日本政府が主体的に判断して通知を求める問題だと強調しました。
(11月25日付しんぶん赤旗より)