東京都築地市場(中央区)の豊洲新市場(江東区)への移転に反対する一斉アクション(新日本婦人の会都本部主催)が1日、JR新宿駅西口で行われました。
参加者は、鈴などの鳴りものを手に「築地でええじゃないか」とコールし、「築地市場移転反対 世界に誇る築地ブランドを守ろう」と書いた横断幕や、「豊洲移転NO!」「無害化の責任果たせ」などと書かれたプラスターを掲げて、行き交う人にアピールし署名を訴えました。リレートークで参加者らは「食の安全を守り、築地のおいしいお魚をみんなに食べてもらいましょう」と訴えました。
「守ろう!築地市場パレード実行委員会」の平谷恵子さんは、多くの市場関係者が移転に反対し、移転先の豊洲が土壌汚染されている事実があるのに計画を進める小池都政について、「こんなことが都民ファーストなのか」と批判しました。
通りがかりで、宣伝参加者と対話していた女性(82)は「昔から築地の存在は身近にありました。豊洲新市場の汚染対策にかける膨大なお金を、庶民に回してほしい」と話しました。
(12月2日付「しんぶん赤旗」より)